M1878●江戸和本●紫文消息[小萩が本]+紫文製錦 最高 ★ゆうパック着払い

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紫文消息[小萩が本]1冊完+紫文製錦8冊揃 【判型】中本9冊。消息:縦175粍、製錦:縦179粍。 【作者】橋本稲彦作・序。 【年代等】消息:文化4年10月自序。文化5年6月刊。[大阪]葛城長兵衛ほか板。製錦:文化4年春、本居大平序。文化5年初刊([大阪]葛城長兵衛ほか板)。明治初年後印。[大阪]伊丹屋善兵衛板。 【備考】分類「物語・消息・和文」。「紫文」は『源氏物語』の雅称。『紫文消息』は、同書広告文に「源氏ものがたりの消息文をぬきいだして傍註をくはへ、消息をかく助とす」と紹介するように、『源氏物語』中の種々の消息文を抜粋し、種々の『源氏物語』注釈書や師説(本居宣長)を参酌したり、著者の自説に従って難解な語句の傍註や頭注を付した解説書。師説のみを「師云」と記すほかは典拠を割愛する。また巻頭に、所載消息文の所在である『源氏物語』各巻の該当箇所を一覧にしてある。一方『紫文製錦』は、源氏物語の模範的な和文を四季・恋・雑に大別し、さらに類題・配列して頭注・傍註を施した解説書。『紫文消息』の巻末広告には、「文章をかく人のために『源氏ものがたり』の中のめあてとなるべき言葉どもをぬきいだして、類聚したる書なり。されば、文章のみならず、歌よむにも趣向をおもひめぐらさんにたよりとなること多かるべし。また、学者の失忘にも備ふべきもの也」と紹介する。この広告文に従えば、『紫文製錦』は、初編1-2巻に春・夏・秋・冬の4部を、2編3-4巻に恋部および雑部一を、3編5-6巻に雑部二・三を、4編7-8巻に雑部四・五の4編8冊構成となっている。 ★原装・題簽付・概ね状態良好(わずかに小虫)。記名なし・蔵書印なし。原本(紫文製錦)末尾に記載された古書価は「8冊、4万」。

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